気泡混合軽量土(FCB工法)は、 軽量で流動性があり、容易な施工性、優れた経済性の新しい盛土材料として早くから注目され、研究開発されて参りました。日本道路公団においては、いち早くこの活用を始め、同試験研究所を中心に、材料については民間9社と平成3年から、強度特性については平成4年から民間7社と共同研究を実施してきました。それと同時に現場での適用も急速に進み、その施工実績はすでに約580万m³に広がっています。

 軟弱地盤における道路、橋梁、構造物等の盛土や裏込、急傾斜地の盛土、災害地での早期復旧、山林、河川等の自然保護対策、工期短縮等によるトータルコストの低減など、FCB工法の必要性と可能性は無限ともいえます。

 私たち民間企業8社(麻生フオームクリート株式会社・エースコン工業株式会社・株式会社エステック・小野田ケミコ株式会社・キザイテクト株式会社・北陸エースコン株式会社・株式会社ノザワ・株式会社メーソン)は、共通の目的のもとに結集し、あらゆる課題を解決するため「FCB共同研究グループ」を組織し、お客様の新しいニーズに対応出来る態勢を整え、安全で豊かな国土づくりに貢献するため、さらなる実用化に向けて努力を続けております。